東京駅丸の内駅舎最中

やまと歌は、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひ出せるものなり。
花に鳴く鴬、水にすむ蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いずれか歌をよまざりける。
力をも入れずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、男女の中をやはらげ、猛きもののふの心をも慰むるは歌なり。

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